Mさんのストレス刺激は、転職をしたのに仕事が楽しくない、出張や移動が多く生活リズムも乱れやりがいを感じないというものでした。仕事はマンネリ化するのではなく常に新しいことに触れながら楽しくあるべきだ・・・というMさん独自の『評価』が、焦りの気持ち、モヤモヤ感、身体は常に重く疲れの取れない状態になっていました。

初回インテーク面接にてストレスの現状を整理し、トレーニング希望意思を確認しました。

２回目のセッションではストレス発生のメカニズムを理解しながら『”本当の自分”を知る』という掘り下げの作業を、必要に応じて幼少期や学生時代にまで遡り丁寧に行いました。

３回目のセッションでは自分自身の『思考のクセ』に気付き、その日から実践出来るストレス対処のトレーニング方法を学びます。
簡単なホームワークを持ちかえり、次回セッションへ。

最終セッションではゴール設定を明確にし自身でコントロール出来ることの意識改革を実践しました。
さらに、今後も自分の力でストレスを解決出来る、持続可能なトレーニング方法も取得しました。
その後は定期的なチェックを１ヶ月～３ヶ月に１回程度のトレーニング。
何かあった際には都度確認し、調整トレーニングを追加で行いました。
実はMさんは元々英語には自信があり、本当は業種、人種、背景を超えた国際協力の仕事をしたいというゴール設定が出来てからは、自分の行動一つでストレス刺激を素直に受け入れられる前向きになれる本当の自分の姿、ありたい姿に気付くことができました。

現在では国連と繋がりの深いNGOの仕事につき海を越え海外で活躍されています。

ストレスに対する対処法、解決方法の答えは、皆さん自分自身で持っていらっしゃいます。
メンタルヘルストレーナーはその答えを導き出すお手伝いをさせていただきます。Mさんは自分らしく、ありのままの自分でいられるにはどうしたらよいか？という答えをご自身で見付けることができました。自分自身を『もう一人の自分で』客観的に能動的に見ることの出来るメガネをかけてみましょう！