1.結論!勝つのは「柔軟性」
「飛ばすためには筋肉が必要」と思われがちですが、実際に最大の飛距離を生み出すのは柔軟性です。
柔軟性があることで、身体がムチのようにしなり、エネルギーを効率よくボールに伝えることができます。
特に肩甲骨、胸椎、股関節の可動域が広いほど、トップでの捻転差が生まれ、インパクトの瞬間に最大の加速が得られます。
2.筋力はすごく大切、でも「可動域を損なう筋肉」は不要
もちろん、筋力は飛距離アップに欠かせません。
ただし「重いものを持ち上げられる力」よりも、「動きをコントロールできる筋力」が大事です。
筋肉が硬くなり、スイングの可動域を狭めてしまうと、パワーを生かすどころか、スイング効率が落ちてしまいます。
理想は「可動域を保ちながら、動ける筋力」をつけることです。
青木も大胸筋パツパツマッチョマンの時期がありましたが、テイクバックが小さくなり
その結果、
右プッシュ、スライスor 捕まえようとして、伸び上がり引っ掛け
しか打てなくなったので、捨てました。
※ マキロイ選手みたいに柔軟性の伴った大胸筋であればOKです!日本人の筋質的に無理かと思います。
3.ジュニアゴルファーは飛ぶ!筋力はないけど、柔軟性とタイミング!
ジュニアゴルファーが大人顔負けの飛距離を出すのはなぜか?
それは、筋肉よりも身体のしなやかさとタイミングが整っているからです。
力みがなく、全身のバネを上手に使い、スイング全体でエネルギーを伝えられています。
つまり、飛距離には「力」よりも「リズム」と「可動性」が深く関わっているのです。
※ 柔軟性が十分伴っていれば筋力です!順番です✨
4.ゴルフに必要な可動域を身に着けよう!
では、どこを柔らかくすればよいのか?
ゴルフに必要な可動域は、次の3点です。
- 胸椎の回旋(背骨のひねり)
- 股関節の外旋・内旋
- 肩甲骨の動き
これらがスムーズになることで、トップの位置でしっかり捻転でき、切り返しからインパクトまでの「ため」を生み出せます。
日常的にストレッチやモビリティエクササイズを取り入れることが、飛距離アップの第一歩です。地味ですが、地味トレが一番効きます。
※ プロ達の調子の悪さはほとんど、部分的な柔軟性の低下です。連戦で関節包や筋肉が硬くなり、セルフストレッチでは対処できないくらいに硬結してしまっています。
5.十分な可動域が出たら、次は「筋力」!
柔軟性を高めたうえで、次に重要なのが「動作を安定させる筋力」です。
特に以下の部位を重点的に鍛えましょう。
- 体幹(腹斜筋・腹横筋・広背筋)
- 臀筋群(大臀筋・中臀筋)
- ハムストリングス
- 上腕三頭筋
これらの筋肉がしっかり働くことで、スイング中の軸が安定し、エネルギーを無駄なく伝えることができます。
6.タイミングとテンポが合えば、シャフトがしなる!
最終的に飛距離を決めるのは「ヘッドスピード」です。
- ミート率は練習すれば高くなりますので、割愛!
柔軟性によって生まれた捻転と、筋力による安定性。
この2つが噛み合い、切り返しからインパクトまでのテンポが整うと、シャフトが自然にしなり、ヘッドスピードが上がりボール初速が最大化します。
これはまさに、「しなやかな力」が勝つ瞬間です。
ここで弊社カリキュラムを履修しているお客様のデータを見てみましょう!



努力を続けるとしっかり結果が伴ってきますね✨

精度を求めようとする方が多いですが、
飛んで曲がるとゴルフになりませんので、飛んで曲がらないように練習するようになってきます。
真っすぐ飛ばす練習をしても、飛距離は絶対に伸びません。
むしろカラダの柔軟性、筋力、効率、タイミングを意識してスイングをすることで、
シャフトのしなりを理解し、ボールを操ることが出来るようになってきます。(カラダの動作の自動化をすることで)
まとめ
- ゴルフ飛距離の鍵は「柔軟性」
- 筋力は「可動域を活かすため」に使う
- しなやかでリズミカルで力強いスイングを目指そう!
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この記事の執筆者
YOKOHAMA STRENGTH&CONDITIONING
代表 青木 涼平

